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レッスン5:破産処理

(債権者一覧表の作成)

破産申立用の債権者一覧表を作成します。初期状態は,共通処理の債権者一覧表です。初期化ボタンを押すと,その時点の共通処理の債権者一覧表から破産用の債権者一覧表を作成します。各行をダブルクリックして,(共通処理では入力していない-破産処理で必要な)情報を追加記入します。(なお,月々の返済額等,一部の地裁でしか利用されていない項目も入力欄として用意されています。どの欄が入力が必須の項目かは,書式を確認してください。)すべての入力が終わったら,借入順に並びかえるために,「並び替え」ボタンを押します。あとは,印刷ボタンを押して,債権者一覧表を印刷します。

(破産申立書・陳述書等の作成)

最初に裁判所選択で申し立てを行う裁判所を選びます。これで書類に挿入される裁判所が決定されます。後は,裁判所のほうで指定している書式をボタンを押して作成します。「破産書類作成2」タブのほうにも,いくつか書類があります。

 

Q.家計の状況とか,陳述書の作成をもっと楽になりませんか?

A.家計の状況(家計収支表)や陳述書は,裁判所によって書式が異なるのと(つまり,プログラムが大変なのと),入力したデータが,その書式でしか使われない(つまり,サイむ整理くん側に入力するか文書中に直接入力するかという違いのみで入力の手間は変わらない)という二つの理由により,ほとんど,雛型文書のままで開きます。(陳述書の場合,借入経過のところに,破産の債権者一覧表の「借入の理由」に記入したものが入るくらいです。)破産に至る経過や債務者の置かれている環境は様々ですので,自動化は難しいと考えています。

Q.破産申立の手続きは,とっても簡単のように思えますが・・・

A.実際問題,他の債務整理手続(任意整理・個人再生)よりもかなり簡単です。陳述書等の面倒な書類作成も慣れれば,そう時間もかかりません。安易な破産申立はすべきではないと思いますが,任意整理で短期間での債務者の生活再建に結びつく和解ができそうもない場合は,選択のひとつとして考慮すべきだと思います。

Q.債権者一覧表の「最新状態」ボタンは何のためにあるのですか?

A.破産の債権者一覧表を作成した後で,共通処理で債権者を追加したり,変更した場合に使います。初期化では,せっかく破産の債権者一覧表で入力した情報が消えてしまいます。最新状態だと,追加・変更・削除された債権者のみ,変更されます。また,債権者一覧表を裁判所に提出した後で,共通処理処理で債権者を追加した場合,最新状態で追加すれば,債権者名簿訂正の上申書が作成できます。