債務整理業務における留意点

債務整理業務を効率化しましょう

債務整理業務の効率化に向けて

不況やリストラの影響から多重債務に悩む方が増えていますが、誰にも相談せずに一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
多重債務を第三者に相談することに対して不安を抱えている方も多く、これらの不安を取り除いていくことが依頼人を増やすことにつながります。


依頼者の情報漏えいに対する不安

債務整理業務にあたっては、借入状況や生活状況などの様々な情報を依頼者からヒアリングすることになります。
依頼者は、守秘義務の厳守を徹底している法律事務所に対して安心感をお持ちの方がほとんどだと思われます。

しかし中には、一度話してしまうとどこかから情報が漏れてしまうのではないか、と非常に不安を感じておられる方もいるようです。
ある弁護士事務所において顧客に関する内部情報が流出したという事例が起きていることもあり、依頼者の情報漏えいに対する懸念は確実に高まりつつあります。

近年ではスマートフォンやタブレットPCなどのITツールの普及によって、コンピュータウイルスや遠隔操作などで情報が流出する事故が増えています。
ITツールで依頼者の情報を管理する際は、情報漏えいに対し万全の対策を施しておくことが重要となります。

入出金の管理におけるリスク

現在、多くの法律事務所様の悩みとなっているのが入出金の管理ではないでしょうか。
法廷や顧問先を飛び回り事務所を留守にすることも多い中で、入出金をひとつひとつ管理していくのは非常に骨の折れる作業です。
どこから入ってきたお金なのかスタッフ全員が把握していない状況となる場合もあり、ミスが発生してしまう可能性はゼロではありません。
入ってくるお金の中には、債務者が消費者金融に返済するためのお金も含まれているかもしれません。
そうとは知らずにこのお金を使ってしまい、弁護士資格をはく奪されてしまうという事例も起きています。
入出金は徹底的に管理するという意識を、スタッフ全員で高めていくことが重要であると考えられます。

債務整理業務におけるリスクに対して万全な対策を施すことは、依頼者からの信用を獲得することにつながります。
当社がご提供しているソフトウェア「サイむ整理くん」は、進捗管理・スケジュール管理など債務整理業務で必要とされる機能を網羅している支援ツールです。
また金銭管理の機能も充実しておりますので、業務改善にお役立ていただければと思います。